JALのJGC修行で上級会員になる方法！改悪後の達成ルートを完全解説

航空会社のマイレージ上級会員を目指してVIP的な待遇を受けるべく、何度も飛行機に乗ってマイルを稼ぐことを「マイル修行」と呼びます。

中でもJALのマイル修行は、上級会員制度「JALグローバルクラブ（JGC）」入会を目指すことからJGC修行として有名。

ANAは1年間で何度も飛行機に乗れば上級会員になれるものの、JALは2024年の新プログラム発表で達成難易度が大きく上がりました。

本記事では30カ国以上を旅する旅行好きの筆者が、今JGC修行をする必要性と達成までの見込み時間はどれほどか解説します。

JALのJGC修行とは

「JALグローバルクラブ」はJGCという呼び名で知られる、JAL会員向けの生涯実績プログラム「JAL Life Status プログラム」の上級会員システム。

生涯ビジネスクラス利用と遜色ない待遇が受けられるJALグローバルクラブ入会を目指した活動こそ、JGC修行なのです。

実際にJGCへ入会すれば、飛行機に乗る際には座席クラスに関係なく以下のようなサービスが受けられます。

最近はテレビ番組でもJALなどの飛行機修行が取り上げられ、VIP待遇を受けるためにJGCを狙う人が増加中です。

JGC修行の達成方法は2種類ある

2024年からはJALの上級会員システムがリニューアルされ、達成する方法が以下2種類になりました。

プログラム名	JGC入会資格	精算期間	ポイント付与条件
FLY ON プログラム	×	1年間（1月～12月）	年間搭乗回数に応じて付与
JAL Life Status プログラム	○	一生涯	搭乗回数やJAL関連サービス利用状況に応じて付与

特に重要な違いこそ、単に搭乗だけが判断軸となるFLY ON プログラムでは、半永久的に上級会員でいられるJGCに入会できないこと。

そのため2025年以降は、「JAL Life Status プログラム」のポイント数を稼いでJGC会員を目指すのが主流です。

違いを理解したうえでJGC修行を始めるべく、各プログラムの特徴を詳しく確認しましょう。

FLY ON プログラムでの達成方法

「FLY ON プログラム」は以前からJALのマイル修行として定番のプログラムです。

JALグループ便やワンワールド アライアンス加盟航空会社便への搭乗で、以下のようにポイントが貯まります。

ランク	条件（1〜12月の12か月間）
クリスタル	・30,000FLY ON ポイント（うちJALグループ便15,000FLY ON ポイント）以上 ・または搭乗30回（うちJALグループ便15回）以上かつ10,000FLY ON ポイント以上
サファイア	・50,000FLY ON ポイント（うちJALグループ便25,000FLY ON ポイント）以上 ・または搭乗50回（うちJALグループ便25回）以上かつ15,000FLY ON ポイント以上
プレミア	・80,000FLY ON ポイント(うちJALグループ便40,000FLY ON ポイント）以上 ・または搭乗80回（うちJALグループ便40回）以上かつ25,000FLY ON ポイント以上
ダイヤモンド	・100,000FLY ON ポイント(うちJALグループ便50,000FLY ON ポイント）以上 ・または搭乗120回（うちJALグループ便60回）以上かつ35,000FLY ON ポイント以上

2023年までは「サファイア」ランク達成でJGCの半永久会員になれる資格が手に入りましたが、2024年以降は翌年1年間しか上級会員になれません。

FLY ON プログラムで上級会員を目指すのであれば、翌々年に上級会員資格が切れるため、毎年大変なマイル修行をし続ける必要があります。

FLY ON ポイントの貯め方

FLY ON ポイントはJALの飛行機などを利用すると貯まり、フライトマイルを元に以下の方法で計算されます。

「具体的にどれほどFLY ON ポイントが貯まるか知りたい」という人は、JAL公式サイトから計算できるので試してみましょう。

なお試算したところ、東京-大阪間のエコノミー席で貯まるFLY ON ポイントは約960ポイントでした。

上級会員になるためのサファイアクラスは最低50,000ポイントが必要なので、東京-大阪間をエコノミー席でおよそ27回往復する計算に。

とはいえ2024年以降はFLY ON ポイントだけで半永久的な上級会員になれないので、あえて目指す必要はないでしょう。

JAL Life Status プログラムでの達成方法【最適解】

2024年から刷新されたのが、生涯のJAL関連サービス利用状況を示した「JAL Life Status プログラム」です。

JALグループ航空機の搭乗だけでなく、以下のようなJALが提供するライフスタイルサービスの利用でもポイントが獲得できます。

【2025年から大幅改善！】
JALふるさと納税におけるLife Statusポイント積算基準が、「5万円ごと1ポイント」から「1万円ごと1ポイント」に引き下げられました。ポイントの積算基準は記事後半で解説しています。

JAL Life Status プログラムのグレード詳細

JAL Life Status プログラムには以下のグレードが存在し、「JGCスリースター」以上の到達でJALグローバルクラブに入会できます。

グレード	ランク	必要ポイント数	JGC入会資格	注目特典
JMBエリート（JMB elite）	★	250	×	・サクララウンジ利用（年2回）
JMBエリートプラス （JMB elite plus）	★★	500	×	・サクララウンジ利用（年6回）
JGCスリースター （JGC Three Star）	★★★	1,500	○	・サクララウンジ利用（無制限） ・受託手荷物無料許容量の優待
JGCフォースター （JGC Four Star）	★★★★	3,000	○	・空港宅配サービス年2個まで無料（出発宅配のみ）
JGCファイブスター （JGC Five Star）	★★★★★	6,000	○	・ラウンジ同行家族人数無制限 ・家族のJGC本会員招待
JGCシックススター （JGC Six Star）	★★★★★★	12,000	○	・最上位JALラウンジ利用

グレード別にみるとJGC達成はスリースターと中間レベルですが、それでも達成は非常に時間や労力がかかります。

特にフォースター以上は一生かけても手に届かない人が大多数なので、究極的に限られた人しか入手できないステイタスです。

サクララウンジの無料入室は最低ランクの「JMBエリート」で可能

「とにかく、早くサクララウンジに入りたい！」という人は、250 Life Status ポイントを達成してJMBエリートになれば利用できます。

年2回の回数制限はありますが、国内線でも国際線でもサクララウンジを利用できるのは魅力ですね。

むしろ年に1,2回しかJAL便に乗る機会がなければ、ガッツリJGC修行をせずともJMBエリートでラウンジ利用権だけ取得して解脱する選択肢が生まれたということ。

後述する「搭乗+ライフスタイルサービス」の方法で無理なくポイントを貯めれば、2〜3年でJMBエリートを達成できるでしょう。

JGC会員を目指すならJALカードを発行しよう

JGC会員の資格をゲットした場合は、「JALグローバルクラブ JALカード」を発行することで正式なJGC会員となります。

通常のJALカードを所持している状態でマイル修行を始めれば、達成したタイミングでスムーズにJALグローバルクラブ JALカードを発行できておすすめです。

また、JALカード決済で航空券を買えばJAL Life Status プログラムのポイントとJALマイルの両方を効率よく貯められますよ。

JGCカードに切り替えられるJALカード例

JALグローバルクラブ会員専用カード切り替えられる主なJALカードは以下なので、こちらの中から発行しましょう。

イオンJMBカードなどのJMB提携カードは切り替え対象外のため注意です。

各カードの詳細については、次の項目で解説していきます。

JGCマイル修行におすすめのJALカード3選

JALのマイル修行時は、あらかじめJGCカードへの切り替えが可能なJALカードを発行しておくと安心です。

修行後のJALカード作成でも問題はないのですが、カード審査に落ちてしまうと非常に大変なことに。

審査落ちしてしまうと、JALグローバルクラブカードの入会資格がある期間内の発行ができない悲劇もあり得ます。

また、事前にJALカード発行をしてから修行すれば、航空券の購入で貯まったマイルを「eJALポイント」に交換して航空券を購入することも可能。

マイル修行のコストを抑えられ、JAL Life Status プログラムも早く貯まるのでJALカードは先にマストで発行しましょう。

JALグローバルクラブカードに切替可能で、マイル修行におすすめのクレカは以下の3枚。

カード名	年会費（税込）	入会搭乗・毎年初回搭乗マイル	搭乗ボーナス
JALカード CLUB-A カード	11,000円	入会搭乗：5,000マイル 毎年初回搭乗：2,000マイル	25%
JALカード CLUB-A ゴールドカード	17,600円	入会搭乗：5,000マイル 毎年初回搭乗：2,000マイル	25%
JALカード プラチナ	34,100円	入会搭乗：5,000マイル 毎年初回搭乗：2,000マイル	25%

JALダイナースカードもJGCへの切り替えが可能ですが、付帯特典や還元率を考慮すると上記3種類から選ぶのがベストです。

JALカード CLUB-Aカード

年会費（税込）	11,000円
還元率	0.5％相当
搭乗ボーナス	25%
入会搭乗・毎年初回搭乗マイル	入会搭乗：5,000マイル 毎年初回搭乗：2,000マイル
公式サイト	https://jalcard.jal.co.jp/

JALカード CLUB-Aカードは入会後の初搭乗で5,000マイル、毎年の初回搭乗時に2,000マイルがもらえます。

JAL普通カードに比べて特典が充実しており、Life Status ポイントを貯める際にも使い勝手が良いです。

例えば、ふだんの買い物は0.5％相当のマイルが貯まりますが、4,950円（税込）の「ショッピングマイル・プレミアム」をつければ2倍の1％還元に。

年会費とあわせて15,950円（税込）で1％マイルを貯められる高還元クレカになるので、ショッピングマイル・プログラムもあわせた加入がおすすめです。

JALカード CLUB-Aゴールドカード

年会費（税込）	17,600円
還元率	1％相当
搭乗ボーナス	25%
入会搭乗・毎年初回搭乗マイル	入会搭乗：5,000マイル 毎年初回搭乗：2,000マイル
公式サイト	https://jalcard.jal.co.jp/

CLUB-Aゴールドカードは、先程のCLUB-Aカードの上記版で、国内・ハワイの主要空港ラウンジが無料で使えます。

4,950円（税込）のショッピングマイル・プレミアムが含まれているため、マイルの還元率はいつでも2倍の1％に。

また、国内外で搭乗予定の飛行機が遅れた時、宿泊代や食事代を2万円まで保証する、航空便遅延補償も付帯します。

旅行や出張で飛行機をよく利用する人は、JALカード CLUB-Aゴールドカードがおすすめです。

JALカード プラチナ

年会費（税込）	34,100円
還元率	1％相当
搭乗ボーナス	25%
入会搭乗・毎年初回搭乗マイル	入会搭乗：5,000マイル 毎年初回搭乗：2,000マイル
公式サイト	https://jalcard.jal.co.jp/

JALカード プラチナは、JALカードの中で最高ランクのクレカです。

最大1億円の国内・海外旅行の付帯保険に、世界の高級ラウンジが利用できるプライオリティパスも付帯。

ただしボーナスマイルや入会・継続マイルはCLUB-Aカードとあまり変わらないので、マイルを貯める目的であれば他のクレカを選んで問題ないでしょう。

特に国際線を多く利用して修行する場合は、世界中の航空ラウンジに入れるプライオリティ・パスを発行できるJALカード プラチナがおすすめです。

JGC生涯会員を目指すためのLife Status プログラム達成最短ルート

JALの半永久的なJGC会員資格を得るためのLife Status プログラム修行で、現実的な最短ルートを検証しました。

まず前提として、JGC会員への入会には「1,500Life Status ポイント」が必要でして、こちらの達成が目的です。

基本的には「搭乗+ライフスタイルサービスで貯める」か「搭乗だけで貯める」の2択なので、それぞれ解説します。

貯め方	おすすめ度	不必要な出費	達成年数
搭乗+ライフスタイルサービスで貯める	高め	少ない	約7年〜12年
JAL便の搭乗だけで貯める	低め	非常に多い	約3年〜13年

搭乗+ライフスタイルサービスで貯める【おすすめ度：高】

JAL便の搭乗と合わせてJAL提供のライフスタイルサービスを利用すれば、ポイントを貯める効率がアップします。

ライフスタイルサービスには多くの種類がありますが、特に有用なものをピックアップして以下にまとめました。

サービス	指標	Life Status ポイント積算基準	Life Status ポイント数
JAL国内線	回数	1搭乗ごと	5ポイント
JAL国際線	区間マイル	1,000区間マイルごと	5ポイント
JALカード	マイル	2,000マイルごと （20万円分の決済ごと）	5ポイント
JAL Pay	マイル	500マイルごと	1ポイント
JAL Wellness & Travel	登録期間	1カ月ごと	1ポイント
JALでんき	マイル	1ポイント （月100円以上の電気代支払い）	1ポイント
JAL NEOBANK （円普通預金）	マイル積算回数	6回ごと	通常：1ポイント プレミアム：6ポイント
JAL NEOBANK （外貨普通預金）			通常：2ポイント プレミアム：6ポイント
JAL NEOBANKプレミアム （半期ボーナスマイル）		半期ボーナスマイル 1回ごと	1ポイント ※プレミアムのみ
ジャルパックツアー 国内ツアー	ツアー	利用1回	1ポイント
ジャルパックツアー 海外ツアー			3ポイント
JALふるさと納税	寄附額	1万円ごと	1ポイント

まず、JALカードはマストで発行したく、JAL系サービスの利用以外でもクレカ決済をすればポイント獲得のチャンスが広がります。

そのほか、移動距離に応じてマイルの貯まる「JAL Wellness & Travel」や、新電力会社「JALでんき」の利用などでLife Status ポイントが貯まるので活用しましょう。

搭乗とライフスタイルサービスで達成を目指すにはいくら必要？

実際に達成までのルートは人それぞれ異なるため、あくまで参考のプランとして以下のケースを想定します。

サービス対象	利用状況	年間出費	年間獲得ポイント
JAL便の搭乗 （国内）	年に3往復のフライト	約85,000円	30ポイント
JALカード	年間200万円の決済	200万円	50ポイント
ジャルパックツアー （国内）	年に1回利用	約6万円	1ポイント
JAL Wellness & Travel	利用する	6,600円 （月額550円）	12ポイント
JALでんき	電気料金を毎月支払う	約1万円	12ポイント
JALふるさと納税	毎年5万円分を寄付	1万円	5ポイント
JAL NEOBANK プレミアム	100万円を円普通預金	5,500円	20ポイント
	1万円を外貨預金

上記を利用することで年間130ポイントの獲得が可能となり、継続すれば12年弱で達成可能です。

年間の関連出費は約221万7,100円ほどですが、固定費など日常生活にかかる出費を含めてJGC修行に当てられるため無理なく続けられます。

さらに、2025年2月からLife Status ポイント積算対象にJAL NEOBANKが加わり、より修行期間を短縮しやすくなりました。
※JAL NEOBANKプレミアムでの円・外貨普通預金を利用しなければ、達成目安は13〜14年程度

こちらは割と現実的なプランで検証しましたが、例えばジャルパックを使った海外旅行をしたり、カード利用額を増やせば、半分近い7年程度での達成も見込めるでしょう。

JAL便の搭乗だけで貯める【おすすめ度：低】

最もマイル修行らしい方法といえる、搭乗だけでLife Status ポイントを貯め切ることも選択肢の一つですが、正直おすすめはできません。

登場だけで貯める場合、指標は以下のように国内線が搭乗回数、国際線は搭乗区間マイルとなります。

サービス	指標	Life Status ポイント積算基準	Life Status ポイント数	Life Status ポイント積算日
JALグループ国内線	回数	1搭乗*	5ポイント	所定の積算基準に 到達した翌日
JAL国際線	区間マイル	1,000区間マイル*	5ポイント

まず、国際線の場合はJALと同じ航空連合「ワンワールド」に属する航空会社運行便に乗ってもLife Status ポイントの加算対象外な点に注意しましょう。

しかし、JALやANAを含めた日系航空会社の国際線は運賃が非常に高いため、マイル修行を目的に乗り続けるのはコスパが悪すぎます。

となるとJALグループ国内線で搭乗回数を増やすのがまだ現実的な選択肢ですが、1,500ポイントを貯めるには通算300回のフライトが必要です。

JALグループ国内線の300回フライトにはいくら必要？

例えば、搭乗1ヶ月前に「東京羽田から大阪伊丹」までの片道航空券を購入するケースだと、運賃は以下のように14,240円でした。

つまり同じ区間だけ搭乗し、運賃が変わらない想定で300回飛行機に乗る場合では総額427万2,000円かかります。

もちろん1年間で実施する必要はなく通算でのカウントですが、やはり多額の費用と時間がかかるのはネックですね。

フライトでJGC修行をするのにおすすめ路線は？

たとえ余計な出費が増えても、「レグ数^※を増やして修行感を求めたい！」「早く修行を解脱したい！」というマニアックな方へ。
※レグ：1フライトのこと

そんな人は、以下のようなJALの短距離路線を活用しましょう。

例えば羽田空港を拠点に但馬タッチをする場合、「羽田～伊丹～但馬」を1日2往復すれば8レグ稼げます。

便名	出発	到着
JL103	羽田7:30発	伊丹8:35着
JL2323	伊丹9:00発	但馬9:35着
JL2324	但馬10:05発	伊丹10:40着
JL114	伊丹11:30発	羽田12:40着
JL125	羽田15:00発	伊丹16:05着
JL2325	伊丹16:55発	但馬17:30着
JL2326	但馬18:00発	伊丹18:35着
JL134	伊丹19:40発	羽田20:55着

何度も挑戦するのはおすすめしづらいですが、ステータス修行僧らしさを味わうなら一度は試しても良いでしょう。

結論ライフスタイルサービスも活用したJGC修行がベスト

「搭乗+ライフスタイルサービスで貯める」か「搭乗だけで貯める」の2つで検証しましたが、やはりライフスタイルサービスの活用は必須と言えます。

JALグループ国内線に300回乗るのもマイル修行らしいものの、不必要な移動出費となるのが現実。

それであればJALの提供するライフスタイルサービスを使って、時間は要しても地道に上級会員をゲットした方が賢明な判断でしょう。

JGC会員になる最強メリット3選

JALグローバルクラブ会員になるメリットは、主に以下のものがあります。

毎年初回搭乗時に3,000マイル貯まる

JALグローバルクラブ会員なら毎年初回の搭乗時に、3,000マイルがプレゼントされます。

また、搭乗ごとのボーナスマイルも35％と格段にアップ。

ただしプレゼントの3,000マイルは年に一度以上のJALグループ便搭乗が必要です。

飛行機に乗らないとその年のボーナスはもらえないため、注意しましょう。

優先予約や会員専用予約デスクを利用できる

JALグローバルクラブ会員になると、以下の手厚い優待を受けられます。

急な出張な子供連れの家族旅行も、専用カウンターから待ち時間を短縮できるのは、上位会員にとって最大のメリットでしょう。

また手荷物の重さが超過していても、国内線なら20kg、国際線なら1個まで追加料金が無料に。

待ち時間のストレスが大きく軽減されるため、旅行がさらに快適なものになりますよ。

会員専用ラウンジが無料で利用できる

JALでは主要空港に、上級会員とビジネスクラス以上の利用者専用の「サクララウンジ」が用意されています。

ドリンク類は飲み放題で、広々としたソファにWi-Fi、マッサージチェア・シャワールームも完備。

一般会員なら利用料が3,000円（税込）必要ですが、JALグローバルクラブ会員なら本人と同伴者1名まで無料で利用できます。

搭乗までの待ち時間を、リラックスして過ごせますよ。

【体験談】実際にJALサクララウンジに入ってみた

筆者の私は海外旅行に出発する際、成田空港第2ターミナルの国際線サクララウンジに入室しました。

空港が混雑する金曜日夜のに訪問したのですが、サクララウンジは空港内とは思えないほどの静けさ。

やはり上級会員やビジネスクラス利用者しか入室できない空間だからこそ、「本当に落ち着けるラウンジ」を満喫できました。

JALらしい圧倒的なクオリティを誇る食事も無料で楽しめるので、JGC会員達成時にはぜひ味わってくださいね。

JALマイルのJGC修行は何年もかかるが十分達成可能！

2024年以降のJALマイル修行について、資格の仕組みから具体的な達成ルートまで紹介してきました。

最後にこの記事の重要なポイントを3つにまとめます。

生涯使えるJAL上級会員を目指すなら、それに相当する出費と時間、さらに労力がかかることが伝わったかと思います。

とはいえ時間さえかければ日常生活の範囲内でも上級会員が目指せるのは、非常にポジティブな要素です。

将来の快適な飛行機旅を叶えるためにも、まずはJALカードの発行からマイル修行の一歩目を踏み出しましょう。