全日空(ANA)は2025年6月24日より、国際線特典航空券の予約・発券システムを大幅に改定すると発表しました。
6月の改定では、主に以下3つの変更点があります。
- 必要マイル数の変更
- 片道特典航空券の導入
- スターアライアンス世界一周特典の終了
本記事では、ANA国際線特典航空券の改定内容と、マイラーができる対策を徹底解説。

マイルの価値が変わる重要な改定だワン!
ANAマイルを効率的に活用するためにも、改定内容をしっかり把握してマイル戦略を立てましょう。
ANA国際線特典航空券が2025年6月24日から大きく変わる!
ANAは2025年6月24日から、国際線特典航空券のシステムに大きな変更を加えることを発表しました。
今回の改定は予約・発券方法のみならず必要マイル数にも影響するため、ANAマイルを貯めている方は要チェックです。



改定内容をしっかり理解して、お得に特典航空券を利用したいワン!
改定におけるポイントとしては以下の3つ。
- 必要マイル数の改定
- 一部クラス・シーズンの必要マイル数が変更
- 片道特典航空券の導入
- 往復だけでなく片道でも特典航空券が発券できるように
- スターアライアンス世界一周特典航空券の終了
- ANAマイラーの憧れとも言われた世界一周特典航空券の発券が終わる
これらの変更は単なるシステム変更ではなく、私たちが貯めたマイルの実質的な価値に直結する重要な改定です。
私自身もANAマイルを活用して海外旅行を楽しんでいますが、今回の改定はマイル戦略にも影響すると感じます。
改定がマイラーに与える影響
まず、必要マイル数の改定により、ビジネスクラス以上など一部の座席クラスや人気路線で必要マイル数が増えます。
例えば、日本から北米へのビジネスクラスは、ハイシーズンでは現行から50%ほど増加の見込みです。
区間・クラス | 現行必要マイル | 改定後必要マイル | 増減 |
---|---|---|---|
日本-北米 ビジネス(H) | 110,000 | 165,000 | 50%増加 |
日本-欧州 ビジネス(H) | 120,000 | 180,000 | 50%増加 |
一方で、片道特典航空券の導入は多くのマイラーにとって朗報です。
これまで往復でしか予約できなかった特典航空券が片道でも利用可能になり、旅行計画の柔軟性がグッと向上します。



片道特典航空券は他社のマイレージと組み合わせて使うのが賢い使い方だワン!
最後に、スターアライアンス世界一周特典の終了は、「貯めたANAマイルを使って世界一周」という夢を叶えたかった人に残念なお知らせ。
2025年6月23日までに発券された世界一周特典は有効期限まで利用可能ですが、それ以降は新規発券ができません。
今回の大改定は朗報?悲報?
改定が朗報となるか悲報になるかどうかは、マイルの想定していた使い道によって以下のように大きく変わります。
- すぐに影響を受ける人
- 2025年6月24日以降に国際線特典航空券の予約を検討している方
- 特に注意が必要な人
- ビジネスクラス以上の特典航空券を狙っている方
- 世界一周特典を検討していた方
- チャンスとなる人
- 片道特典航空券で柔軟性の高い旅行プランを検討している方
- 少ないマイル数でも国際線の特典航空券を取りたかった方
私自身、ANAマイルを活用して海外旅行を楽しんでいますが、今回の改定はマイル戦略の再考が必要だと感じます。
次の項目からは、それぞれの改定ポイントについて詳しく確認していきましょう。
ANA国際線特典航空券の必要マイル数が改定!
今回の改定で最も注目すべきは、2025年6月24日以降に予約・発券するANA国際線特典航空券の必要マイル数が変更される点です。
ANAは公式サイトで「一部のクラス・シーズンを除き必要マイル数を改定する」と発表していますが、実際には値上げとなります。
マイルの価値を最大化するには、どの路線・クラス・シーズンがどれくらい値上げされるのかを把握するのが重要でしょう。



改定前後の変化をしっかり把握しておくんだワン!
改定前後の必要マイル数比較
主要な区間・クラスにおける改定前後の必要マイル数を比較すると、改定のあったものはすべて値上げです。
公開されている情報を見ると、往復航空券の必要マイル数は以下のように変化します。
区間 | クラス | シーズン | 現行マイル数 | 改定後マイル数 | 増減率 |
---|---|---|---|---|---|
日本-韓国 | エコノミー | ロー | 12,000 | 12,000 | 変更なし |
日本-韓国 | ビジネス | ハイ | 33,000 | 50,000 | +52% |
日本-ハワイ | エコノミー | ハイ | 43,000 | 65,000 | +51% |
日本-ハワイ | ビジネス | ロー | 80,000 | 80,000 | 変更なし |
日本-北米 | ビジネス | ハイ | 110,000 | 165,000 | +50% |
日本-欧州 | ファースト | ロー | 165,000 | 165,000 | 変更なし |
日本-欧州 | ファースト | ハイ | 220,000 | 330,000 | +50% |
表から読み取れるとおり、特にビジネスクラス以上や夏休みや年末年始のハイシーズンで約50%の大幅な値上げに。



2024年4月も上位シート中心にマイル改定があったから、2年連続で増加だワン!
一方、エコノミークラスのローシーズンなどは比較的変更が少ない区間や、改定のない区間もあります。
それでも全体として見れば、値上げ傾向にあることは明らかですね。
主要路線での具体的な変化
次に、日本から人気の高い主要路線について、具体的にどのような変化があるかを詳しく見ていきましょう。
まず日本と北米(ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴなど)の路線では、ハイシーズン運賃にて30〜50%の大幅増です。
- エコノミークラス
- ハイシーズンで増加(55,000マイル→72,000マイル)
- プレミアムエコノミー
- ハイシーズンで増加(77,000マイル→101,000マイル)
- ビジネスクラス
- ハイシーズンで大幅増加(110,000マイル→165,000マイル)
- ファーストクラス
- ハイシーズンで大幅増加(200,000マイル→300,000マイル)
同様に、日本と欧州(ロンドン、パリ、フランクフルトなど)の路線も、全体的に大幅な値上げ。
ハワイ路線も例外ではなく、特にハイシーズンのビジネスクラスは90,000マイルから135,000マイルへと大幅に増加しています。



人気路線の上位シートほど値上げ幅が大きいワン!
改定によるマイル価値への影響
この改定により、ANAマイルの実質的な価値(1マイルあたりの円換算価値)は全体的に低下します。
例えば、日本-欧州間のビジネスクラス(ハイシーズン)だと以下のとおり。
項目 | 改定前 | 改定後 |
---|---|---|
必要マイル数 | 120,000マイル | 180,000マイル |
現金運賃(目安) | 600,000円 | 600,000円 |
1マイルの価値 | 約5.0円 | 約3.3円 |
このように、同じ航空券に対して必要なマイル数が増えることで、マイルの価値は約30%下がることになります。
一方、ビジネスクラスとファーストクラスの差が拡大したことで、ファーストクラスのマイル数さえ貯まれば予約のハードルが多少下がる可能性はあるでしょう。



ファーストクラス予約のハードルが一層上がるから、よく言えば取りやすくなるかもしれないワン!


改定前に予約すべき路線と改定後を待つべき路線
これらの改定内容を踏まえると、改定があった路線やクラスにおいては今後マイル交換の実質価値が下がります。
では、改訂前に予約すべき路線と、改定後でもお得度は変わらない路線について確認してみましょう。
改定前に予約すべき路線
以下の路線・クラスは特に値上げ幅が大きいため、2025年6月23日までに予約・発券を完了するのがおすすめ。
- 日本-北米のビジネスクラス・ファーストクラス
- 特にハイシーズンは50%も値上げとなるため、早めの予約がお得
- 日本-欧州のビジネスクラス・ファーストクラス
- 同様に大幅な値上げとなるため、改定前の予約が断然お得
- 日本-ハワイのプレミアムエコノミー以上
- 人気路線であり、大幅な値上げが予定されている
特にビジネスクラス以上の上位シートは、ハイシーズン中心に大幅値上げとなるため、改定前に予約しましょう。



ビジネスクラスは改定前に予約するのが断然お得だワン!
比較的値上げ幅が小さい路線
一方、以下の路線・クラスは比較的値上げ幅が小さいか、変更がない場合もあります。
- 日本-韓国・アジア1(中華圏やフィリピン)のエコノミークラス(ローシーズン)
- 一部区間では変更なしの場合も
- 日本-アジア2(東南アジアなど)のエコノミークラス(ローシーズン)
- 値上げ幅が比較的小さい傾向
ただし、これらの路線でも全く値上げがないわけではなく、ほとんどの路線・クラス・シーズンで何らかの値上げが行われる点に注意が必要です。
片道特典航空券の導入というメリットはありますが、必要マイル数という観点では、ほぼすべての場合で改定前の予約がお得でしょう。


片道特典航空券の発券がついに可能に!
2025年6月24日からの改定で、ANAは国際線特典航空券において片道旅程の特典航空券が導入されます。
これまでANA国際線特典航空券は往復での予約・発券が基本でしたが、片道のみでも特典航空券が使えるように。



片道で使えれば、旅行の選択肢が増えるワン!
ライバルのJALは以前から片道の国際線特典航空券が発券できる点でアドバンテージがあったため、今回でその差も埋まります。
この改定はマイラーの旅行計画の幅を大きく広げる可能性がある、今回の大改定で唯一の朗報と言えるでしょう。
片道特典航空券とは?
片道特典航空券とは、名前の通り片道のみの旅程に対して発行される特典航空券です。



必要マイル数は、基本的に往復必要マイル数の半分ほどだワン!
例えば、東京からニューヨークへのビジネスクラス往復が100,000マイルであれば、片道は50,000マイルで利用できる計算。
ただし、片道特典航空券は2025年6月24日以降の予約・発券分から適用されるため、それまでは従来通り往復での予約がマストです。
項目 | 内容 |
---|---|
開始日 | 2025年6月24日予約・発券分より適用 |
必要マイル数 | 往復必要マイルの半分 |
適用区間 | ANA国際線特典航空券・提携航空会社特典航空券 |
予約方法 | ANAウェブサイト、ANA予約・案内センター |
片道での特典航空券はJALを含めた多くの航空会社が既に導入しており、業界的に見ても標準的なサービスにようやく近づいたと言えます。
片道特典航空券の活用メリット
片道特典航空券の導入によって、マイラーには以下のようなメリットが受けられます。
- 複数の航空会社・マイレージプログラムの組み合わせが可能に
- 片道ずつ異なる航空会社のマイルを使うことで、マイルを効率的に活用できる
- 片道フライトとLCCや現金航空券との組み合わせ
- 往路はANAの特典航空券、復路は格安航空券など柔軟な旅程設計が可能に
- 一方向への移動のみの旅程でも特典航空券が使える
- ワーキングホリデーや長期留学など、帰国日が定かではない旅行計画にも対応
- 異なる発着地の組み合わせが自由に
- 国際線を利用した周遊旅行の選択肢が広がる
特に注目すべきは、複数のマイレージプログラムを組み合わせて使える点です。
例えば往路はANAマイル、復路はJALマイルを使って予約することで、各プログラムで貯めたマイルを無駄なく活用できるでしょう。



マイルの有効期限が近づいている時も、片道だけ使えるから便利だワン!
私自身、マイルを貯めている複数の航空会社のマイルをそれぞれ有効に使える可能性が広がるため、この改定はポジティブに捉えています。
片道特典航空券の具体的な活用例
片道特典航空券は考え方によって、非常に多くのシーンで使いやすくなります。
実際にどうやって活用できるか、東京からタイのバンコクへ旅行すると仮定し、具体的な例を見ていきましょう。
海外発航空券との組み合わせ
海外発の航空券は日本発に比べて安価なケースが多く、片道特典と組み合わせることで総コストを抑えられます。
旅程例 | メリット |
---|---|
往路:東京→バンコク (ANAマイル特典航空券) | 快適なANA便に乗って、6時間超えフライトも楽々。 |
復路:バンコク→東京 (現地発航空券を購入) | 海外発の方が、空港利用税などを加味して安いことも多い。 |
この組み合わせにより、マイルを片道分だけ使って、総コストを抑えながら往路の長時間フライトを快適に過ごせます。
LCC活用との併用プラン
アジア地域ではLCC(格安航空会社)が発達しており、片道特典と組み合わせることで効率的な旅行が可能です。
旅程例 | メリット |
---|---|
往路:東京→バンコク (ANAマイル特典航空券) | 手荷物や機内食が含まれる快適な旅が実現。 上級シートならANAラウンジも利用可能。 |
復路:バンコク→東京 (LCCの航空券) | 費用を抑えて帰国。 AirJapanやZIPAIRなど日系LCCも手頃で注目。 |
特にアジア路線では改定後にエコノミークラスの必要マイルが減少するため、片道特典とLCCを組み合わせることでさらにお得に旅行できるようになります。



行きは荷物が多いから通常便、帰りは身軽になったらLCCという使い方もいいワン!
私の経験では、バンコクやシンガポールなどの東南アジアからは多くのLCCが就航しており、特に閑散期は非常に安価なチケットが手に入りやすいです。
片道特典航空券の導入によって、このような柔軟な組み合わせが容易になり、マイルと現金の最適な使い分けが可能になります。
スターアライアンスの世界一周特典航空券が終了!
今回の改定でも残念なのが、2025年6月23日をもって「スターアライアンス世界一周特典航空券」の新規発券が終わることです。
これまで多くのマイラーに愛されてきた世界一周特典が終わりを告げるため、その影響と対応策について考えてみましょう。
世界一周旅行を計画している方にとっては特に重要な情報となるので、確認していきましょう。



世界一周特典が終わるのは衝撃だワン!
スターアライアンス世界一周特典とは?
スターアライアンス世界一周特典航空券は、ANAマイルを使ってスターアライアンス加盟の航空会社を組み合わせ、世界を一周できる特別な特典でした。
この特典の最大の魅力は、複数の航空会社を利用して様々な国や都市を訪問できること。
また、通常の往復特典航空券と比較しても、訪問できる都市数を考えればコストパフォーマンスに優れていた点が特徴でした。
- 最大8区間まで予約可能
- 大西洋と太平洋を1回ずつ横断する必要あり
- 同一方向(東回りまたは西回り)での旅程
- 出発地に戻ってくる旅程であること
- 最低3つのストップオーバー(24時間以上の滞在)
必要マイル数は搭乗クラスによって異なり、エコノミークラスで125,000マイル、ビジネスクラスで170,000マイル、ファーストクラスで250,000マイルでした。
これは8区間すべてをビジネスクラスで利用しても170,000マイルという設定で、複数の長距離国際線を利用する旅行者にとって非常に魅力的な特典だったのです。
クラス | 必要マイル数 | 一般的な価値 |
---|---|---|
エコノミー | 125,000マイル | 世界8都市を訪問可能 |
ビジネス | 170,000マイル | 通常の往復特典2回分程度 |
ファースト | 250,000マイル | 一流のサービスで世界一周 |
2025年6月23日までに発券されたスターアライアンス世界一周特典航空券は、航空券の有効期限(通常1年間)まで引き続き有効となります。



終了までに発券しておけば、1年間は有効だから計画的に使えるワン!
世界一周特典航空券終了後の代替案は?
スターアライアンス世界一周特典航空券が終了した後も、ANAマイルを使って世界各地を効率的に訪問する方法はいくつか考えられます。
以下に代替手段をいくつか紹介しましょう。
- 片道特典航空券の組み合わせ
- 2025年6月24日から導入される片道特典航空券を複数組み合わせる
- 提携航空会社特典航空券の活用
- スターアライアンス加盟航空会社の特典航空券を個別に予約する
- 他社の世界一周プログラムの利用
- 他のマイレージプログラムでは引き続き世界一周特典を提供している場合もある
- ANA国際線特典航空券の乗り継ぎ活用
- 1つの特典航空券内で可能な乗り継ぎを最大限活用する
特に片道特典航空券の導入は、世界一周特典の終了を補完する形で実装されると考えられます。



片道特典を複数組み合わせれば、自分のペースで世界各地を訪問できるワン!
片道特典航空券の組み合わせはマイル数が割高に?
ただし、片道特典航空券を組み合わせる場合、世界一周特典と比べると以下のような違いがあることに注意が必要でしょう。
項目 | 世界一周特典 | 片道特典の組み合わせ |
---|---|---|
必要マイル数 | 定額(クラスで決定) | 区間ごとの合計 |
予約・変更 | 一括予約が可能 | 区間ごとに予約・管理 |
柔軟性 | 条件内での制約あり | より自由な旅程設計可能 |
コスト | マイル効率が良い | 合計すると増加する傾向 |
世界一周特典航空券の魅力は、一定のマイル数で多くの都市を訪問できる点にありました。
その点を考慮すると、片道特典の組み合わせではマイル数の合計が増え、コスト面では不利になる可能性が高いです。



片道特典は自由度が高いけど、マイル数は増えることが多いワン!
特に人気の高い夏休みシーズンなどは、特典航空券自体の枠が早めに埋まりやすいため、1年近く前からの計画的なプラン決めは必要でしょう。
ANA国際線特典航空券改定に向けて今しておきたい対策
改定に向けてどのような対策を取るべきか、具体的な対策を見ていきましょう。
特に、マイルを最大限有効に使いたい方にとっては必見です。



今のうちに賢く準備しておくんだワン!
6月23日までに予約を検討したい路線
改定によってマイル数が増加する路線については、2025年6月23日までに予約・発券を完了させることで現行のマイル数で利用できます。
特に以下の路線・クラスは改定前の予約がお得になる可能性が高いです。
- 日本-北米のビジネスクラス・ファーストクラス
- 特にニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴなどの人気路線
- 日本-欧州のビジネスクラス・ファーストクラス
- ロンドン、パリ、フランクフルトなどへの長距離便
- スターアライアンス世界一周特典
- 2025年6月23日までの発券で有効
- 日本-オセアニアのビジネスクラス
- シドニー、メルボルンなどの南半球路線
逆に、アジア路線のエコノミークラスなど値下げされる区間については、2025年6月24日以降の予約を待つ方が有利となります。
改定前後の必要マイル数をしっかりと比較した上で、最適なタイミングで予約することがポイントです。
また、予約を検討する際は、「搭乗日」ではなく「予約・発券日」が基準になることに注意が必要です。



2026年以降の搭乗でも、6月23日までに発券すれば現行料金で予約できるワン!
片道発券を活用した新たな旅行プランの立て方
片道特典航空券の導入を見据えて、新しい旅行計画の立て方も考えてみましょう。
片道特典を活用することで、これまでにない柔軟な旅程が組めるようになります。
- 異なるマイレージプログラムの併用
- ANAマイルと他社マイルを組み合わせて最適な旅程を組める
- 特典航空券と現金航空券の組み合わせ
- マイル数が少なくても、現金航空券と組み合わせて海外旅行がしやすい
- 現地発航空券との組み合わせ
- 現地発の方が安いケースでは、片道特典と組み合わせてコスト削減
私自身の経験では、片道ずつ予約できることで旅の自由度が格段に上がると感じています。



長期旅行や複数都市への旅行検討時でも、利用できる幅が広がるワン!
2025年6月24日以降の旅行を計画する際は、片道特典航空券の活用を積極的に検討してみてください。
マイル改定後も賢くマイルを使う戦略
改定後も、ANAマイルを最大限に活用するための戦略を考えてみましょう。
シーズンと予約クラスの二軸から解説していきます。
シーズンを考慮した予約のコツ
ANA国際線特典航空券はシーズンによって必要マイル数が大きく異なります。
改定後も、この点は変わらないため、可能であればローシーズンやレギュラーシーズンを狙った予約がお得です。
- 北米・欧州の一般的なローシーズン
→1月下旬〜3月、10月〜12月上旬 - ハワイのローシーズン
→4月〜5月、9月〜11月 - アジアのローシーズン
→雨季(国によって異なる)や現地の祝日を避けた時期
例えば、日本〜北米のビジネスクラスはハイシーズンとローシーズンで必要マイルが20,000〜30,000マイル以上も異なることがあります。
旅行の時期を少しずらすだけで、大幅にマイルを節約できる可能性があるのです。



日程に余裕があれば、ローシーズンを狙うのがお得だワン!
クラスごとのマイル価値比較
改定後も、搭乗クラスによってマイルの価値(1マイルあたりの円換算価値)は大きく異なります。
一般的には、ビジネスクラスやファーストクラスの方がマイルの価値が高くなる傾向があります。
例えば、東京〜ニューヨーク間の場合でマイル価値を換算してみると以下のとおり。
クラス | 必要マイル | 現金運賃目安 | 1マイルの価値 |
---|---|---|---|
エコノミー | 40,000〜72,000 | 15万円〜20万円 | 約2.5〜3.7円 |
ビジネス | 85,000〜90,000 | 40万円〜60万円 | 約4.4〜6.7円 |
ファースト | 150,000〜165,000 | 100万円〜150万円 | 約6.7〜9.1円 |
このように、ビジネスクラスやファーストクラスを特典航空券で利用する方が、マイルの価値を最大化できる傾向があります。
長距離の国際線では、特にビジネスクラス以上が価値を発揮するため、マイラーとしても目指したいところ。



改定後もこの基本的な考え方は変わらないワン!
マイルを効率的に使うためには、自分の旅の目的やスタイルに合わせて最適なクラスを選ぶことが大切です。
特典航空券の改定に関するよくある質問
最後に、ANA国際線特典航空券の改定に関して多くの方が気になる質問とその回答をまとめました。
これらの情報を参考に、自分のマイル活用計画を見直してみてください。



疑問点をスッキリ解決しよう!
既に持っているマイルはどうなる?
すでに貯めているマイル自体には、突然消失するなどの影響はありません。
マイルの有効期限も従来通りとなり、通常は獲得から36ヶ月間有効な点についても変更なし。
ただし、これらのマイルで交換できる特典航空券の必要マイル数や条件が変更になるため、使い方に影響が出る点に注意しましょう。



マイル自体の価値は変わらないけど、使い方が変わるワン!
マイルの有効期限が近づいている方は、改定前後どちらが得になるか比較した上で、最適なタイミングで特典交換を検討するのがおすすめです。
改定前の予約で改定後に変更する場合の取り扱い
ANAの公式発表によると、2025年6月23日までに予約・発券した特典航空券を6月24日以降に変更する場合、条件によって取り扱いが異なります。
- 全区間未使用の場合
→ANAコールセンターへの問い合わせが必要 - 一部区間使用済みの場合
→ANAウェブサイトから手続き可能



特に注意なのは、乗り換え条件の改定による影響だワン!
改定前は日本国内での乗り換えが往路・復路各2回まで可能でしたが、改定後は各1回までに制限されます。
しかし、改定前に予約した場合は旅程を変えずに搭乗日の変更が可能という救済措置が設けられています。
変更を検討している方は、ANAの公式サイトで最新情報を確認するか、直接ANAコールセンターに問い合わせるのが確実でしょう。
片道特典と往復特典どちらがお得になるのか?
基本的に、片道特典航空券の必要マイル数は往復特典航空券の半分です。



例えばソウル(レギュラーシーズン)※は往復15,000マイル、片道7,500マイルだワン!
※エコノミークラス利用
単純計算では同じマイル数になりますが、実際のお得さは旅行スタイルによって異なります。
往復特典がお得なケース
- 往路と復路が同じシーズンの場合
- 同一航空会社で往復する場合
- 管理の手間を減らしたい場合
片道特典がお得なケース
- 往路と復路で異なるシーズンを利用する場合
- 復路の日程が未定の場合
- 異なる航空会社のマイルと組み合わせる場合
- LCCや現金航空券と組み合わせる場合
片道特典が導入されることで、よりきめ細かい選択が可能になり、柔軟な旅程設計ができるようになる点が最大のメリットと言えるでしょう。
【まとめ】改定後の新しいANAマイル戦略を考えよう
今回のANA国際線特典航空券の改定は、2025年6月24日から実施される大きな変更です。
改定によってマイルの使い方や価値が変わるため、マイラーとしても「貯める目的から考えた戦略検討」が重要になります。
本記事で紹介した改定の大きなポイントとしては、以下の3つ。
- 必要マイル数の改定
- ビジネスクラス以上の上級シートを中心に値上げ傾向
- 片道特典航空券の導入
- より柔軟な旅程設計が可能になる朗報
- スターアライアンス世界一周特典の終了
- お得なマイルの使い道が減少することに
まず、どの路線・クラスを利用するかによって、改定前と改定後どちらが得になるか大きく異なる点に注意しましょう。
また、片道特典航空券の導入により、これまでにない柔軟な旅行計画が立てられるようになる点も大きな変化です。
現金航空券との組み合わせ、帰国日が分からない長期間滞在時での活用など、新たな可能性が広がります。



改定を味方につけて、もっとお得に旅行を楽しもうワン!
マイルをガッツリ貯めるなら必携のANAカードを使いこなし、国際線の特典航空券でお得な旅に出ましょう。
\いま入会で1,000マイルもらえる/
新規入会&各種条件達成で最大18,000マイル相当プレゼント!
初めてのANAカードなら年会費が安い一般カード(新規入会でもれなく1,000マイル)がおすすめ。
※アフィリエイトプログラムを利用して広告収益を得て運営しております
コメント