日本航空(JAL)は2025年8月1日、最上位ステータスで年会費24.2万円のメタルカード「JAL Luxury Card」をリリースしました。
さらに完全招待制の「JAL Luxury Card Limited」は年会費59.95万円(税込)で、毎年5万FOPが自動付与されJMBサファイアステータスが確定。
そこで本記事では、JAL最高ランクのJAL Luxury Cardの特典内容や申込み条件を徹底解説しました。

修行なしでステータス取得も狙える、革命的なカードだワン!
JGC修行を始めたい方にも、ステータス獲得の近道として活用できるので、本記事でどんな人におすすめか確認しましょう。
JAL Luxury Cardとは?JAL最高峰のメタルカード誕生
JAL Luxury Cardは、日本航空(JAL)・Black Card I(ラグジュアリーカード)・アプラスの3社が共同開発した最上級クレジットカード。
2025年8月1日のリリースにより、日本の航空会社としては初の本格富裕層向けカードが誕生しました。
従来のJALカードとは一線を画し、年会費は最高で59万9,500円(税込)という、超高額な価格設定も話題です。



これまでのJALカードとは格が違うカードが登場したワン!
今回発表された2券種について、それぞれ確認していきましょう。
2種類のカードラインナップ
JAL Luxury Cardには、申込み可能な通常版と完全招待制の上位版が用意されています。
各カードの基本情報は以下のとおり。
カード名 | 年会費(税込) | 申込み方法 | JMBステイタス |
---|---|---|---|
JAL Luxury Card | 242,000円 | 申込み可能 | JMBクリスタル |
JAL Luxury Card Limited | 599,500円 | 完全招待制 | JMBサファイア |
年会費の差額はおよそ2.5倍となっており、特典内容にも大きく違います。



年会費の差額はおよそ2.5倍で、特典内容も大きく違うワン!
招待制カードの発行枚数は限定されており、希少性の高さも魅力の一つでしょう。
上位カードへの招待基準は非公開のため、まずは通常版から申し込む形となります。
メタル素材の美しさと職人技
JAL Luxury Cardの最大の特徴は、重厚感のあるメタル素材を採用したカード券面です。
中央にはJALブランドの象徴である鶴丸が、日本の伝統工芸・鎌倉彫をモチーフにした繊細な彫刻技術で施されています。



ラグジュアリーカードならではの、メタルカードという重みと美しさが魅力だワン!
JAL Luxury Cardのデザインにおける主な特徴は以下のとおりです。
- JAL機体をイメージした重厚なメタル素材
- 鎌倉彫をモチーフにした鶴丸の繊細な彫刻
- 招待制カードは深紅のJALレッド特殊仕上げ
- 手に取った瞬間に分かる圧倒的な質感
一般的なプラスチック製カードとは比較にならないほどの存在感を放っています。
JAL Luxury Card 年会費・基本スペック徹底比較
JAL Luxury Cardの詳細なスペックを、2種類のカードで比較検証していきましょう。
年会費の高さが注目されがちですが、その分他のJALカードには見られない魅力的な特典が充実しています。
JAL Luxury Card 2種類の詳細スペック比較は、以下のとおり。
項目 | JAL Luxury Card | JAL Luxury Card Limited |
---|---|---|
本会員年会費 | 242,000円 | 599,500円 |
家族会員年会費 | 66,000円 | 99,000円 |
ETCカード | 無料 | 無料 |
ショッピングマイル還元率 | 1.25% | 1.5% |
FLY ONポイント | なし | 年間50,000ポイント |
海外旅行傷害保険 | 最高1.2億円 | 最高1.2億円 |
招待制Limitedの年間5万FOPは特に注目で、従来のステータス修行を毎年行う費用と時間を考慮しても、十分にペイできる内容です。



年会費はかなり高いけど、それに相応しい豪華な特典が付いてくるワン!
従来のJALカードプラチナとの違い
JAL Luxury Cardと従来のJALカードプラチナでは、年会費・特典内容ともに大きな違いがあります。
最も大きな違いはステータス付与の仕組みで、JAL Luxury Cardはカード保有だけでステータスが付帯される点。
JALカードプラチナとJAL Luxury Cardの主な違いは以下のとおりです。
項目 | JALカードプラチナ | JAL Luxury Card |
---|---|---|
年会費 | 34,100円 | 242,000円 |
JMBステイタス | 搭乗実績による | JMBクリスタル自動付帯 |
ショッピングマイル還元率 | 1.0% | 1.25% |
プライオリティパス | あり | あり |
コンシェルジュサービス | あり | 24時間365日対応 |
年会費は約7倍の差額で、修行なしでのステータス取得が最大の差別化要因となります。
既存のJALカードと比べてもターゲット層が明確に異なるため、自分のJAL利用頻度と求める特典レベルで判断しましょう。


修行なしでステータス獲得?!JAL Luxury Cardのスゴい特典
JAL Luxury Cardの特典で最も衝撃的なのは、搭乗実績なしでJMBステータスを取得できるシステムの導入です。
従来は年間数十万円をかけて修行を行い、ようやく手に入れることができたステータスが、カード年会費だけで取得可能に。
これは日本の航空業界において前例のない、革新的なサービスと言えます。



お金で航空会社ステータスを買える時代に突入したワン!


招待制カードの衝撃「5万FOP自動付与」
JAL Luxury Card Limitedでは、毎年5万FLY ONポイントが無条件で付与される仕組みが採用されています。
これによりJMBサファイアステータスが自動的に確定し、さらに既存のFOPと合算してより上位のステータスも狙いやすくなりました。
従来の修行費用と年会費を比較した場合の費用対効果は以下のとおり。
取得方法 | 必要費用 | 取得ステータス | 必要時間 |
---|---|---|---|
従来の修行(沖縄往復等) | 約50〜100万円 | JMBサファイア | 年間50〜100時間 |
JAL Luxury Card Limited | 年会費60万円 | JMBサファイア確定 | 0時間 |
そもそもJALの修行は飛行機を乗り倒してこそ味わえる醍醐味もあったので、その点では賛否両論あります。
とはいえ、時間価値を重視してステータスを獲得したいと考える方には、選択肢の一つとなるでしょう。
通常カード「JMBクリスタル自動付帯」の価値
JAL Luxury Card通常版では、JMBクリスタルステータスがカード保有だけで自動付帯されます。
継続条件として年間100万円以上の利用が必要ですが、年会費24.2万円を支払える層が保有する点を考慮すればハードルは低いです。
JMBクリスタルで利用できる主な特典は以下のとおり。
- 国内線・国際線の優先チェックイン
- 手荷物許容量の追加(エコノミーでも+20kg)
- 優先搭乗サービス
- 専用予約デスクの利用
通常であればこれらの特典を得るために搭乗実績が必要ですが、カード年会費だけで恩恵を受けられるのは大きなメリットですね。
JAL Luxury Cardの優待特典
JAL Luxury Cardには、ラグジュアリーカードとJAL両方の特典が融合した豪華なサービスが付帯しています。
年会費の高さに見合った上質な体験を提供するため、コンシェルジュからホテル優待まで幅広くカバーされています。
特に24時間365日対応のコンシェルジュサービスは、他社カードでは体験できないレベルの品質を誇っているでしょう。
私としては、これらの特典を日常的に活用できる方であれば、年会費以上の価値を感じられると思います。



JALとラグジュアリーカードの特典が両方使えるなんて贅沢だワン!
24時間365日コンシェルジュサービス
JAL Luxury Cardのコンシェルジュサービスは、電話だけでなくLINEでも気軽に相談できます。
「Luxury Card コンシェルジュオンライン」というラグジュアリーカードと共通のサービスです。
主なコンシェルジュサービス内容は以下のとおり。
- レストラン・ホテルの予約・手配
- 航空券・エンターテインメントチケットの手配
- ギフト選定・記念日サプライズの企画
- ビジネス関連のリサーチ・情報収集
ラグジュアリーカードのコンシェルジュは対応の質も高いことで知られており、安心して依頼できますよ。
プライオリティパス&空港特典
JAL Luxury Cardでは、世界1,700か所以上の空港ラウンジが利用できるプライオリティパス・プレステージ会員が付帯します。
通常、年会費469米ドル(約7万円相当)のサービスが無料で利用でき、家族カードでも同様の特典が受けられます。
直近はアメックスやJCBなどのカードに付帯していたプライオリティパスにて、ダイニング特典などが使えなくなる改悪が話題でした。
JAL Luxury Cardに付帯するプライオリティパスは、ラウンジ特典はもちろんダイニングやリフレッシュ施設の利用も可能なので利便性が非常に高いです。
プライオリティパス以外の空港特典も充実
プライオリティパス以外の航空機利用に関連する特典も、JAL Luxury Cardは以下のように充実しています。
特典内容 | JAL Luxury Card | JAL Luxury Card Limited |
---|---|---|
国際線手荷物宅配 | 往復無料(3個まで) | 往復無料(3個まで) |
サクララウンジ利用 | 年5回クーポン | 同伴者1名まで無料 |
空港送迎サービス | 優待価格 | 優待価格 |
特に、JALが運営するサクララウンジに入室できる権利もあるため、一般的なカードラウンジ以上に快適な時間を過ごせるでしょう。



出張や海外旅行の頻度が高い人には、より恩恵を受けられるワン!
ダイニングやホテル優待
JAL Luxury Cardのダイニング特典は、最大6名利用時に3名分のコース料理が無料になる豪華な内容です。
対象レストランは全国の一流店が厳選されており、記念日や接待での利用に最適な環境が整っています。
ホテル優待では1滞在あたり平均7万円相当の特典が受けられ、主な内容は以下のとおり。
- 客室の無料アップグレード
- 朝食サービス(2名様まで無料)
- 100ドル相当のホテルクレジット
- アーリーチェックイン・レイトチェックアウト
リッツカールトンやハイアット、マンダリンオリエンタルなどの世界最高級ホテルチェーンが対象で、極上の時間を過ごすのに最適な特典ばかりです。



一流レストランやホテルでVIP待遇が受けられるワン!
JAL Luxury Card発行がおすすめな人は?
JAL Luxury Cardは明確に異なる以下3つのターゲット層に向けて設計されたカードと言えそうです。
そもそも万人向けに設計されたクレジットカードではないため、発行にあたり明確な目的意識があるのかを重視して選びましょう。



自分がターゲット層にマッチしているか判断するのが大事だワン!
JAL修行の愛好家
修行好きの方にとって、JAL Luxury Card Limitedの年間5万FLY ONポイント付与は最強の種銭として機能します。
通常のJMB会員がJALカード割引運賃※で羽田〜那覇の1往復で得られるポイントは4,736FLY ONポイントなので、実質10往復以上した状態のポイントが得られるのです。
※JAL国内線利用運賃カテゴリーが運賃1(100%)の場合



羽田〜那覇のJALカード割引運賃は片道約5万円という点からも、お得度が読み取れるワン!
従来の修行では100万円近い費用をかけてサファイアを取得していましたが、このカードがあれば確実にサファイアからスタートできます。
修行愛好家向けの主なメリットは以下のとおりです。
- JGCプレミア(8万FOP)まで残り3万FOPで到達
- 修行の楽しみは残しつつ効率的にレベルアップ
- 万が一修行できない年でもサファイアは確保できる
JAL修行をしている人にとって、ステータスが狙えるか微妙な年でもサファイアランクを維持できる安心さは心強いですね。
富裕層・効率重視ビジネス層
修行に興味がない富裕層やビジネスパーソンにとって、JAL Luxury Cardは年会費でステータスを購入する合理的な選択です。
出張や接待でJALを頻繁に利用するものの、修行のために余計なフライトは取りたくない層におすすめでしょう。
このターゲット層向けの価値提案と年間コスト比較は以下のとおり。
項目 | 従来の方法 | JAL Luxury Card |
---|---|---|
ステータス取得 | 年間50-100時間の修行 | カード保有のみ |
年間コスト | 修行費40-50万円 | 年会費24.2万円~ |
時間効率 | 非効率 | 最高効率 |
確実性 | 搭乗実績次第 | 100%確実 |
目安として年収2000万円以上の経営者層なら、時間価値を考慮すると十分にペイする投資と言えるかもしれません。
既存JALカード上級会員
現在JALカードプラチナやCLUB-Aゴールドを保有している方にとって、JAL Luxury Cardはさらなる上質体験への扉となります。
従来カードでは体験できないメタルカードの所有感と、ラグジュアリーカード特典の豪華さに魅力を感じる層が該当するでしょう。
年会費の大幅アップを許容できるかどうかが判断のポイントとなり、ステータスシンボルとしての価値も重要な要素。
とはいえ、既にJAL上級カードに満足している方が無理してアップグレードするのは危険なので、収入やカード特典の価値をよく考えて選ぶのが大切です。



非常に年会費が高いから、無理して保有する必要はないワン!
申込み条件・審査・招待制の仕組み
JAL Luxury Cardの申込みには明確な条件と厳格な審査が設けられています。
年会費の高さから想像できるとおり、一般的なクレジットカードよりもハードルは高く設定されているでしょう。
特に招待制のLimitedカードについては、招待基準が非公開のため戦略的なアプローチが必要となります。
私としては、まずは通常カードで実績を積み、招待を待つのが現実的な戦略だと考えています。



高級カードだけに、審査も相応に厳しそうだワン!
申込み条件と審査難易度
JAL Luxury Cardの基本的な申込み条件は、20歳以上(学生除く)でJMBお得意様番号を持つ方となっています。
審査難易度は公表されていませんが、職業属性としては経営者などの富裕層をターゲットにしている可能性が高いです。
他社の高級カードと比較しても保有の難易度は高く、クレヒスや既存カードの利用実績も細かく見られるでしょう。
デメリット・注意点【正直レビュー】
JAL Luxury Cardには魅力的な特典が多数ありますが、見過ごせないデメリットや注意点も存在します。
年会費の高さは最も大きな懸念事項で、本当にペイするかどうかの冷静な判断が必要でしょう。
圧倒的に高い年会費と投資判断
JAL Luxury Cardの年会費24.2万円は、一般的なゴールドカードの10倍以上という圧倒的な金額です。
招待制Limitedに至っては年会費約60万円で、軽自動車1台分が買えてしまうほど。
年会費を回収するために必要な利用頻度と費用対効果は以下のとおりです。
項目 | 想定利用頻度 | 現実的にペイできる? |
---|---|---|
プライオリティパス活用 | 年20回以上 | △ |
ダイニング特典活用 | 月1回以上 | ○ |
コンシェルジュ利用 | 月2回以上 | △ |
ホテル優待活用 | 年6回以上 | △ |
家計収支の観点で見ると、年収2000万円以下の方には年会費60万円は家計に与える影響が大きすぎるリスクがあります。



特典も利用できずに見栄の出費とならないよう、よく検討してほしいワン!
ターゲット層の限定性
JAL Luxury CardはJAL利用が大前提のカードのため、他社航空会社メインの方には全く価値がありません。
ANA派の方、LCC中心の方、そもそも飛行機に乗らない方にとっては、年会費に見合った恩恵は受けられないでしょう。
JAL Luxury Cardに向かない人の特徴は以下のとおりです。
- 年間JAL利用回数が10回未満の方
- ANA派・他社航空会社メインの方
- 出張・旅行頻度が低い方
- 年収1000万円未満で家計への影響を気にする方
そもそも万人向けではなく、明確な棲み分けがされたカードなので、対象外の方が無理して持つ設計ではありません。
自分のライフスタイルとJAL利用頻度を正直に見つめ直し、本当に価値があるかを冷静に判断しましょう。



自分に合わないカードを無理して持っても意味がないワン!
【まとめ】JAL Luxury Cardは最高峰カードに見合う人向け
本記事の重要ポイントを3つにまとめると以下のとおりです。
- 明確なターゲット層
- JAL愛用富裕層・修行愛好家・効率重視ビジネス層向け
- 革新的なステータス取得システム
- 修行なしでJMBクリスタル~サファイアが確定
- JAL特化の豪華特典
- ラグジュアリーカード特典とJAL特典の融合
JAL Luxury Cardは、日本の航空業界に革命をもたらした画期的なカードとして位置づけられます。
年会費24.2万円~60万円という価格設定は確かに高額ですが、修行なしでステータス取得できる価値は計り知れません。
ただし万人向けではなく、明確なターゲット層に向けた特化型カードである点はよく理解しておきましょう。



JAL愛用者なら一度は検討してみる価値があるカードだワン!
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